井手製茶と

受け継がれる想い

昭和初期、初代 井手菊次は八女の地に山を拓き、お茶作りをはじめました。
その後、22歳にして後を継いだ二代目 井手長三郎が畑を広げ、
当時ではまだ珍しい6次産業化に着手、今日の礎を築き上げました。
初代がきっかけをつくり、二代目が広げ、三代目が根付かせた井手製茶工場。
代々受け継がれてきた『美味しいお茶を届けたい』という精神と、
未来への挑戦を忘れず、今日もお茶と向き合います。

栽培環境

八女の自然豊かな大地は霧の発生しやすい土地。
なだらかな山の斜面を霧が覆い、
太陽光を適度に遮ることで
旨みのあるお茶づくりに最適な環境のもとで
栽培されています。

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ふかふかの土

手作りの腐葉土や堆肥は、
先代から受け継いできたもの。
茶木と対話しながら最適な環境を整え、
効率化を優先させず八女の自然と
共存しながら生育しています。

感謝の気持ち

雑草対策は、
除草剤を使わずに手で除去。
茶木のこと、お茶を飲む人、そして自然。
全てに感謝して妥協せず手間を惜しまず、
お茶に向き合っています。

製茶工程

製茶は本当に時間と手間がかかる作業です。
どんなに良いお茶を作っても製茶しだいで台無しになってしまいます。
茶畑から仕上げまですべて自園自製で行うからこそのこだわりと
情熱をお伝えできれば幸いです。

栽培~収穫

茶は挿し木によって繁殖させることが主流です。苗を植えてから葉を収穫できるまでに約4年、収穫が安定するまでには7~10年もの歳月がかかります。また、養分に富み、通気性・排水性がよく、それでいて適度な保水性を持たせた土壌でなければ良いお茶は育ちません。収穫時期は4月下旬から5月上旬ですが、土壌作り、剪定、深耕、雑草対策、霜対策など年間を通して綿密なスケジュールの下管理を行っております。ここで収穫した茶葉を『生葉(なまは)』と呼びます。

※『夏も近づく八十八夜』とは、立春から数えて88日目の5月1日
 あるいは2日のことです。

荒 茶

蒸し工程で発酵を防ぎ柔らかくした生葉に、粗揉・揉捻・中揉・精揉と呼ばれる4つの揉み工程を施します。少しずつ乾燥させながら力を加えていくこの工程により、真っ直ぐピンと伸びたお茶にしていきます。生葉の形をできる限り壊さず、針のように力のあるお茶にすることが当工場のこだわりです。この工程でできたお茶を『荒茶』と呼びます。荒茶工程だけで約4時間かかり、生葉100kgからできる荒茶はたったの20kg(約20%)ほど。時間と手間を惜しみません。

仕上げ

形状が不揃いの荒茶をふるいにかけ、大きさ別に選別します(芽、中芽、塵、粉)。この工程で出る茎の部分が白折、塵・粉など細かい部分が粉茶となります。その後、そのお茶が持つ一番良い香りと味を引き出すため、大きさ別に火入れと呼ばれる熱を加える作業に入ります。その日の気温や湿度、茶の状態と対話しながら温度と時間を決める大変難しい作業です。

スタッフ紹介

私たちが精魂込めて作っています。

代表取締役

井手 研治

茶師/工場長

田島 朋典

会社概要

所在 福岡県八女市黒木町田本191番地
TE 0943−42−1487
FA 0943−42−3988
MAIL info@ideseicha.co.jp
WE https://ideseicha.co.jp
事業内容 (1)茶の栽培、生産、加工業
(2)茶の卸売および小売業
(3)上記に付帯する一切の業務
会社設立 昭和57年5月1日
代表 代表取締役 井手 研治
取引銀行 福岡銀行、西日本シティ銀行、筑邦銀行